バラエティーに富むメニューで1日の必要分を摂取
さらにスポーツ系サプリも開発した。EPAには赤血球を柔らかくする性質があり、赤血球と一緒に運ばれる酸素が体中にくまなく行き渡るようになるので、持久力アップが期待できる点に着目した。
「EPAには多面的な効果がある」と馬場さん。サプリだけでなく一般食品にも展開を始めたのにあわせ、ニッスイが販売する各種食品を食べることで1日に必要な量のEPAを摂取できるようにと、さまざまな食品を横断する「エパライフ(EPAlife)」というブランドを立ち上げた。「白身魚と豆腐のハンバーグ」や「ひじきの煮つけ」といった冷凍食品のほか、イワシの缶詰やちくわ、カニ風味のかまぼこ、魚肉ソーセージといった食品がブランドに含まれる。商品パッケージには、EPAの分量がひと目で分かるようにブランドロゴで表現されている。
1日に必要とされる900ミリグラムのEPAを摂取するのに、3食すべて魚料理ではさすがに飽きてしまうだろう。ニッスイでは、EPAlifeの食品のほか前述の豆乳クッキー「EPA+」などバラエティーに富むメニューを1日の食事の中に織り交ぜながら、効率よく、またおいしく体に取り入れられるようにと提案している。