韓国ガールズグループ「KARA」解散か 日本でのソロ活動が報じられる国内事情

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   韓国の4人組ガールズグループ「KARA」が解散する可能性があると韓国メディアが報じ、日本のツイッターなどで、ファンから驚きの声が上がっている。

「絶対絶対解散しないでね泣」「KARAを信じて待とうよ!」「うちは解散なんて信じない」
  • 4人でまた来日はあるのか
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15年の日本ツアーでは3万5000人を動員

   韓国メディアが報じるようになった2016年1月5日ごろから、ツイッター上などでは、ファンからのこんな悲鳴の声があふれた。

   KARAは2007年に韓国でデビューし、10年になってシングル「ミスター」で日本にも進出した。その後は、同じガールズグループ「少女時代」とともに、日本でのK-POPブームを牽引する役目を果たしてきた。

   12年に竹島問題が起こって日韓関係が悪化すると、K-POPに一時の勢いがなくなり、KARAも日本で姿を見せることが少なくなってきた。

   とはいえ、一時代を築いたグループだけに根強いファンは多い。15年9月に行った4年連続4度目の日本ツアーでは、全国12公演で約3万5000人を動員した。

   ところが、韓国メディアによると、メンバーのうちギュリさん(27)、スンヨンさん(27)、ハラさん(24)と所属事務所DSPメディアの専属契約が16年1月末で終わるのに伴い、解散の危機を迎えている。3人は、契約更新を留保しており、一部メンバーはほかの事務所と交渉中だというのだ。

   もう1人のヨンジさん(21)は、14年にKARAを脱退したニコルさん(24)、ジヨンさん(21)(知英さん)の後を受けて加入しただけに、契約期間はまだ残っている。しかし、ヨンジさんも、インスタグラムのプロフィールからKARAの名前を削除しており、ソロ活動などを始める可能性も報じられている。

竹島問題沈黙で、「親日」という見方も

   もしメンバー3人が契約を終えれば、KARAとしての活動はなくなり、事実上解散するとされている。とはいえ、メンバー3人が電撃的に再契約する可能性もないとは言えず、状況はまだ流動的のようだ。

   KARAに解散危機が持ち上がったことは、過去にもあった。

   2011年に、スンヨンさん、ハラさん、ニコルさん、ジヨンさんの4人がDSPメディアに対し、「望まない活動を強要して、人格を冒涜した」として、専属契約の解除を申し出た。グループは一時分裂状態になったものの、結局申し出は撤回されて、KARAはその後も活動を続けてきた経緯がある。

   それでも、今回は解散することになったとすれば、メンバーは、それぞれ独自の芸能活動をするとみられている。

   グループを脱退したニコルさん、ジヨンさんは、それぞれ日本で歌手、女優をしており、解散後のメンバーの多くも日本で活動する模様だと一部で報じられた。

   その背景には、日本に熱心なファンがいるほか、メンバーが竹島問題で沈黙を守るなどしたため韓国では親日とみられて活動がやりにくいことがあるのでは、とも指摘されている。とはいえ、日本でも依然、一部に「嫌韓」の空気が根強く残っていることもあり、彼女らが単独でどこまで活躍できるのかは未知数だ。

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