中国が南沙諸島人工島に「民間機」飛ばした思惑 「平和利用」強調は「軍事利用」の隠れ蓑?

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ジャンボ機も使えるが、「不必要な争いを避ける」ために小型機に

   中国共産党系の環球時報では、専門家が

「公開された情報からすると、新空港は3000メートルの滑走路があり、ボーイング747型機のような大型機も離発着できる。ただ、今回の試験飛行の主な目的は空港のテストなので、大型機を使用する必要はない。不必要な争いをさけるために小型機を利用した」

と解説している。本来ならばジャンボ機で試験飛行を行うこともできたが、周辺諸国に配慮して小型機にした、という訳だ。

   人工島での試験飛行をめぐっては、ベトナム外務省が「主権侵害」だと抗議する声明を出したほか、菅義偉官房長官も

「一方的な現状変更、既成事実を一段と進める行為。深刻な懸念を表明する」

と非難している。

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