人気コーヒーチェーン「スターバックス」で起きた福袋の買い占め騒動を受け、ネットユーザーの間で「問題グループ」を特定する動きが進んでいる。
大量の福袋を撮影した画像をアップしているSNSアカウントが見つかり、「買い占め」を行ったとみられる人物が浮かんだというのだ。ネット上では、「転売したのは間違いない」として、買占めへの批判が加速している。
SNSと同じ名前の「ヤフオク!」IDが発見
今回の買い占め騒動は、2016年1月2日に「スターバックス 二子玉川ライズドッグウッドプラザ店」で起きた。人気の福袋を求めて50人近い客が開店前から並んでいたが、先頭を陣取っていたグループが店の用意した108個の福袋を全て買い占めてしまった。グループは行列の先頭に椅子を置いて「場所取り」し、開店までの間は近くに停めた車の中で待機していた。
6日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)によると、店員は先頭グループの「全部売って下さい」という要求を1度は拒否したが、「個数制限」を告知していなかったため断りきれなかった。その後、店は2番目以降に並んでいた客に対して、「全部売ってしまったので、どう対応するか決めています」と説明したという。
また、グループが買い占めたものかは不明だが、「ヤフオク!」などのネットオークションには問題の福袋が複数出品されていた。こうした騒動を受け、一部のネットユーザーの間では買い占めを行った人物の「特定作業」が始まった。
騒動の翌日には、買い占めを行ったグループの一員ともみられるinstagram(インスタグラム)のアカウントが発見された。すでにアカウントは削除されているが、大量のスタバ福袋やレジでの会計の様子を撮影した画像を投稿していたようだ。
過去の投稿から、この人物が品薄な洋服ブランドの商品を行列に並んで大量購入していたことも分かり、ネットではこの人物が「転売を繰り返していたのではないか」という見方が強まっている。購入したのは、ネットオークションなどでプレミア価格で売買されることが多いブランドの商品だった。
さらに、この人物のツイッターユーザー名と全く同じIDの出品者が、「ヤフオク!」に問題の福袋などを出品しているのも見つかった。