富山湾「ひみ寒ぶり」記録的な不漁 例年の1割

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   富山湾の名産品「ひみ寒ぶり」の記録的な不漁が続いている。豊漁の時ならば1日に1000匹のぶりが水揚げされるが、2015年1月4日は30匹程度で、早ければ11月だった本格的シーズンを告げる「寒ぶり宣言」は年を越したままだ。

   氷見漁港の水揚げ数は、昨年10月末から12月末まで例年の1割ほどにとどまる約3000匹程度。しかも小ぶりなものが多かった。北陸新幹線開業で「ひみ寒ぶり」を観光の目玉と考えていた旅館や割烹などの業者も頭を抱えている。原因は冷たい海水が漁港近くを流れているため、ぶりがそれを避けて沖に出たと言われているがはっきりしていない。ぶりの数全体が減っているというわけではなく、新潟県佐渡島の漁港には1日に600匹ほどが水揚げされ、兵庫県香美町の漁港は30年ぶりの大漁となっている。

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