大発会を迎えた2016年1月4日の東京株式市場は日経平均株価が、前営業日に比べて582円73銭(3.06%)安の1万8450円98銭と大幅反落した。15年末の米株安が相場の重荷となったほか、中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の低調を受けて中国・上海株式相場が大幅に下落したことが市場心理の悪化に拍車をかけた。サウジアラビアによるイランとの外交関係断絶の発表を背景に、原油価格の先行き不透明感が強まっていることもある。運用リスクを回避するための売りが相次いだ。
世界的な株安の様相で、中国・上海証券取引所では取引をいったん中断する「サーキットブレーカー」を発動した。