ブレーキかからない中高年の恋 乏しい経験から思い込みの果てに

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71歳男性からの「壁ドン」

   街頭インタビューでは、高齢になると「物事を自分中心に考えるようになる」(71歳男性)、「寂しさから独占欲が強くなる」(60歳女性)といった意見が出た。70歳男による20代女性の脅しという事件についてスタジオでは、新郷さんに羽鳥慎一アナ、テレビ朝日の玉川徹ディレクター、菅野朋子弁護士を交えて「大激論」だ。

玉川「70代で20歳の女性と結婚できると思っているんだろうか」
羽鳥「それは人によります。友達やパートナーが欲しい、それが結婚相手かもしれない。年齢は関係ないと思います」
玉川「でも、相当レアケースですよ」
菅野「60代が20代(という事例)で、職場だったのでそれがセクシャルハラスメント、という話になったこともあります」
新郷「恋愛体験、経験値が低いほど対処力が乏しい。自己本位で考えて、『これで(恋愛に発展することは)間違いない』と自分で決定打を打ってしまう」

   恋愛を望む中高年が暴走しないためにも、健全な出会いの場が必要だ。実際に最近は、さまざまな機会が提供されているという。

   番組が「潜入」したのは、60代の男女60人が集うカラオケ・ダンスイベント。東京・巣鴨で月に1度開かれ、年間80組のカップルが結婚や再婚を果たしているという。パーティー形式で、頻繁に席替えが促される。全員に平等に話すチャンスが回ってくるようにとの配慮だ。

   一方で、最近ではミカン狩りとバーベキュー、食べ放題日帰りバスツアー、皇居周辺ウォーキングといった屋外型イベントがはやっている。新郷さんによると、相手に面と向かって何を話せばいいのか、会話が弾まないまま時間切れになることもある。屋外のウォーキングのように何か一緒に目的を持って行動しながらの方が、自然に接することができるそうだ。

   取材のため、中高年の出会いイベントに何度も参加しているという新郷さん。以前、71歳男性から「壁ドン」までされたとか。中高年の恋愛パワー、恐るべし。

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