安倍晋三首相は2016年1月4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を開き、7月の参議院選挙で、自民・公明両党で過半数を確保したい考えを示した。
安倍首相は参院選について、「すべての候補者の当選を目指していくことは当然のこと」とした上で、勝敗ラインを問われると、「自公での連立政権の下、安定した政治を前に進めるため、参議院において自公で過半数を確保したい。その勝利を勝ち取るために全力を尽くしていく」と述べた。
憲法改正については、「これまで同様、参院選でしっかりと訴えていく」とし、同時に「そうした訴えを通じて国民的な議論を深めていきたい」と語った。また、衆議院の解散による衆参ダブル選挙は「まったく考えていない」とした。