シジミのみそ汁と自家製フルーツジュースが効果
最近はオフィスの冷暖房が完備して、上手に汗をかけない女性が増えたことも疲労臭に拍車をかけている。サウナで汗を流すとわかるが、汗は本来無臭だ。もし、汗にアンモニアが混じっても汗腺の機能がしっかり働けば、汗を作る際にアンモニアは血液中に戻される。冷房で汗を出す習慣がなくなると、アンモニアが混じる「ベタベタ汗」になってしまうのだ。
では、どうしたら気になる臭いを消すことができるのか。臭いの元のアンモニアが体の中で発生するため、体内からのケアが重要だ。コロンや香水を振りかけても、かえって疲労臭と混ざり合い、強烈な臭いに変わるだけ。まずは、弱った肝臓を回復させよう。オルニチンというアミノ酸が肝機能を向上させる。オルニチンを豊富に含む食材はシジミ、キハダマグロ、チーズ、ヒラメ、エノキダケなど。中でもシジミは抜群に含有量が多いから、シジミのみそ汁がオススメだ。
また、疲労回復にはクエン酸を多くとるとよい。グレープフルーツやレモンなどの柑橘類や梅干しに豊富に含まれている。毎朝、自家製のフルーツジュースを作って飲もう。