「正月太り」解消の奥の手教えます 女子力アップのキーワードは「寒さ」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   「あ~、食べた、食べた~♪」。温かい鍋にカロリーたっぷりのおせち料理、眠気をさそうお屠蘇(とそ)とくれば、あとは寝るだけ。すっかり太ってしまったけど、新春早々面倒なダイエットはしたくないアナタにオススメのダイエットがある。薄い部屋着のまま寒い外に出て、プルプル震えているだけでいいのだ。

   「風邪をひいちゃうじゃないのッ! ホントに効果があるの?」と疑ったアナタ、科学的な研究成果があるのだ。2014年2月、豪シドニー大学のポール・リー教授が、学生たちを寒い部屋の中に入れ、様々な時間や温度の変化に応じて血液中のホルモンの分泌量やエネルギー消費量がどう変わっていくかを調べた結果を発表した。

  • 思い切ってストーブから離れてみよう
    思い切ってストーブから離れてみよう
  • 思い切ってストーブから離れてみよう

10分間我慢するだけで、自転車1時間分の消費カロリー

   それによると、体がガタガタ震えるような寒さに身をさらすと、筋肉からアイスリン、褐色脂肪細胞からFGF21と呼ばれるホルモンが分泌される。褐色脂肪細胞とは、主に肩甲骨の周りにある茶色の細胞組織で、脂肪を燃焼させて熱を出す働きがある。肩をグルグル回して肩甲骨を動かすとポカポカするのは、褐色脂肪細胞が活性化して脂肪を燃やしているからだ。ちなみに、内臓などにたまるエネルギーの貯蔵庫の脂肪は、白い色なので白色脂肪細胞という。脂肪組織には、燃やす側と燃やされる側の2種類あるのだ。

   そして、分泌されたアイスリンとFGF21が、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変える働きをするという。つまり、体にたまった燃えにくい悪玉の脂肪を、脂肪を燃焼する善玉に変えてしまうのだ。この脂肪を燃やす時にカロリーが消費されて熱が出るので、寒さにも耐えられる仕組みだ。

   具体的には、15度の気温のもとでガタガタと10~15分ほど我慢すると、サイクリングなど中程度の運動を1時間続けたのと同じカロリーを消費するという。体重50キロの女性が自転車を1時間こいだカロリー消費は約400~450キロカロリー。ご飯2杯分ほどだ。自転車で1時間走るか、10分間寒さを我慢するか思案のしどころだ。

姉妹サイト