食品の栄養成分をまとめた「日本食品標準成分表」(食品成分表)が15年ぶりに改訂され、文部科学省が2015年12月25日に公表した。
食品成分表は、100グラム当たりの成分の含有量やカロリーが示されたもの。改訂では、前回と比べて約300の食品が追加されて合計2191品目と過去最多となり、新たに炭水化物成分表が作成された。
表示が大きく変わったのがひじきだ。100グラム当たりに含まれる鉄分の量は、これまで55ミリグラムと表示されていたが、今回6.2ミリグラムと大幅に減った。ひじきを鉄釜で調理した場合は鉄分が100グラム当たり58.2ミリグラム含まれていたが、ステンレス鍋を使うと6.2ミリグラムになると判明。このため調理器具ごとに、含まれる鉄分の量が記載される。