甘いものばかり食べてひたすら寝る それ、深刻な病気が隠れているかも

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【スッキリ】(日本テレビ系) 2015年12月11日放送
「女性に多い『冬季うつ』とは?」

   冬本番で、毎日寒い日が続くと朝は布団の中から出たくない。暖かい部屋にこもっていると、外出が億劫になる。のんびりしていると、ついつい甘いものに手が伸びて結局「食っちゃ寝」で1日が終わる。

   誰でも経験がありそうなものだが、どうも「グータラ生活」と笑いごとでは済まないようだ。深刻な病気の恐れが隠れているかもしれない。

  • 「どうもやる気がでない」。それってもしかして…
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「過眠」と「過食」が2大特徴

   番組に登場した、ながうしクリニック精神科医・長牛慶順院長によると、冬の間にのみ起きる「冬季うつ」がある。ホルモンバランスの影響で、年齢を問わず女性に多くみられる。その特徴が「過眠」と「過食」だ。要するに寝すぎるのと、甘いものを必要以上に食べるというもの。

   さらに長牛院長は、冬季うつの2つの危険性を挙げた。1点目は、「甘いものを食べて寝る」を繰り返すことで肥満の恐れが出る。自分で食欲をコントロールできないだけに厄介だ。2点目は、うつ症状の慢性化。予防や改善を怠ると、春が来ても治らない可能性がある。症状を繰り返せば一般的には悪化すると言われる。

   では部屋のなかで、冬季うつの原因となりやすいものは何か。出演者で元シンクロナイズドスイミング日本代表の青木愛が質問された。

青木「エアコンかな。暖かくし過ぎると(外に)出たくなくなる」

   正解はカーテン。部屋の暖気を逃さないようにとカーテンを閉めたままにしておくと、太陽光を遮る。これがよくないのだ。

   人が太陽光に当たると、脳内に「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌される。セロトニンが増えると活動的になる。冬でも朝から積極的にカーテンを開けて光を取り込み、日光浴を30分以上するのが理想。室内の明かりだけでは、セロトニンの分泌を促す光としては力不足だ。実際に冬季うつの治療法では、相当強い光を浴びる。

青木「(冬季うつは)誰でもなり得ますね。私も寒いと外に出たくなくなります。でも出てみたら気分が晴れたりします」

強い光差す目覚ましで冬季うつ防止

   スタジオでは、冬季うつ防止グッズが紹介された。ひとつは、目覚まし時計とカーテンが連動し、アラームが鳴ると自動的にカーテンが開くもの。もうひとつはやはり目覚まし時計だが、こちらはタイマーをセットした時間に、アラームが鳴るのと同時にまぶしい光が放たれる。司会の加藤浩次が体験した。最大8万ルクスという強さだが、

加藤「あ...明るいです(笑)」

   スタジオ内ではそれほどインパクトはなかったようだが、真っ暗な部屋で突然強い光が差し込めば、目覚めるかもしれない。これを見た経済評論家の上念司が発言した。

上念「朝起きたとき、グズグズしていないで最初からフルスロットルで起きた方がいい、と聞いたことがあります」
加藤「自分の気持ちで(フルスロットルに)持っていける人はいいけれど、(そうでない人は)こういう明かりを使って持っていくのもいいですね」
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