「大事な試合の前に訴えた」
問題が発覚した11月末には中国のネット上で
「不誠実なやり方で保険会社の信頼はなくなった」
「この保険会社には入りたくない」
などと、「恒大人寿」への批判的な書き込みが多数を占めた。
ところが、12月16日に東風日産が訴訟を起こしたことが報道されると風向きが一変。広州恒大が翌17日のクラブW杯準決勝・対バルセロナ戦を控えていただけに、
「大事な試合の前に訴えたのはタイミングが悪い。東風日産に同情していた人も反感を持ったはずだ」
「東風日産を二度と買わない」
といったコメントが並んだ。
本来、問題とされるべきは、広告主でもなく、広州恒大のはずだが、広州恒大への批判はあまり見かけられなかった。
ちなみにバルセロナ戦での広州恒大ユニホームの胸ロゴには、再び「東風日産」が入っていた。