「あんたわたしの子か?」と話す母の手を握り、涙
ただ、そうした時間はこの上なく楽しくもあるようだ。キャッチボールで膝を腫らしながら必死にボールを投げ、息子との草野球にダルビッシュ有投手が偶然駆けつけると「サンタクロースなんか小学生の頃からいないと思っていた。サンタクロースが来た!!ほんまに来てくれた!!」「時間が止まって欲しい 夢なら覚めないで欲しい」と喜んでいる。
また、大阪府内の介護施設で暮らす母親について書かれた記事も多い。15年12月には、大阪へ帰った際の母親とのやり取りが詳細に明かされている。「和博やで会いにきたで...」と話しかけると、母親は「昼ご飯食べたんか?あんた1人なんか?」「1人でさびしないんか」と今の生活を案じる。
しかし、症状が進んで息子の離婚さえ忘れてしまっているためか、「あんたわたしの子か?」との言葉も飛び出す。清原さんはそんな母親の手を握りながら、涙を流す。そして、「お母さん 孫の顔も自由に見せてあげれなくなって 15歳で家を出てから心配かけてごめんなさい」(原文ママ)という謝罪の言葉を綴る。
息子や母親に会って泣き「さみしい」「ごめんなさい」と弱さを見せる姿は「番長」の名で数多くの武勇伝を残した現役時代から、随分変わったようにも見える。一方、ファンはそんな清原さんの姿に同情的なのか、コメント欄に「泣けました」「なんか涙が溢れるな」「切ないですね」と言葉が数多く寄せられている。