「ちゃんぽん酒で悪酔い」って言うけれど... お酒の飲み方、8つの「真実」(後編)

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   明けましておめでとうございます。お正月、自宅や帰省先でゆっくりお酒を楽しんでいる読者の皆さんに、「体にいい飲み方」のお役立ち情報第2弾をお届けします。

   前回、2015年12月25日付の記事では、「酒を飲む前に牛乳を飲むと悪酔いしない?」をはじめ3つの「ウソ・ホント」を解説しました。今回は、残りの5つです。

  • 色々な酒を飲んでも、成分がアルコールなのは同じ
    色々な酒を飲んでも、成分がアルコールなのは同じ
  • 色々な酒を飲んでも、成分がアルコールなのは同じ

1杯飲んだ帰りにサウナに寄るのは命取り

(4)「ちゃんぽん酒」は悪酔いする?

   生理学的な根拠はまったくない。色々な酒を飲んでも成分でみればアルコールであることは同じ。ただ、ちゃんぽん酒の翌朝は、二日酔いが激しいことは確か。これは、ちゃんぽんだからではなく、飲み過ぎたから。ちゃんぽんにするほど楽しく酒が進んだということだ。ただ、ちゃんぽんにすると、飲んだ酒の量がわからなくなるので気をつけたい。

(5)生理の前は酔いやすい?

   生理前には女性ホルモンのエストロゲンが多くなる。エストロゲンは肝臓がアルコールを分解する働きを遅くしてしまう。だから、酔いやすくなるわけだ。生理の前は、少し控えめにしよう。30歳代をすぎると、お酒が強くなる女性がいるが、エストロゲンの分泌が減ってくることが一因といわれる。

(6)酔い覚ましにはサウナに入るといい?

   よく汗をかいてアルコールを絞り出すというが、アブナイ、アブナイ。前述したように酔っている時は脱水状態だ。そのうえさらに汗をかくと、アルコールを分解するために必要な水分まで少なくなる。肝臓が必死に水分をかき集めるため、体内が干ばつ状態になり、血液がドロドロになって心臓に負担をかける。宴会の帰りにサウナに寄るのは絶対やめよう。翌朝の風呂も、ぬるめのお湯にするかシャワーにして、軽く汗を流す程度にしたい。

暴飲暴食の翌日は、体内に余剰カロリーがたっぷり

(7)二日酔いには迎え酒がいい?

   気分の悪さを酒で一時的にマヒさせているだけ。摂取したアルコールが、肝臓で毒素のアセトアルデヒドに変わるので、不快感がますます強くなる。たっぷり水分を摂(と)って脱水症状を治したい。塩分や糖分が含まれ吸収の早いスポーツドリンクや、シジミのみそ汁がオススメだ。

(8)二日酔いには「プチ断食」がいい?

   暴飲暴食の翌日は、体内に余剰カロリーがたっぷり残っている。それが脂肪に変わり、約2週間後に体重増という形で表れる。その前に使い切る必要がある。そのためには最低18時間は食事を控えたい。夜10時まで宴会を続けたのなら、翌日の夕方4時まで水以外のものを口にするのはやめよう。ちょうど18時間の絶食が、食べ過ぎで拡張した胃のサイズを元に戻してくれるのだ。

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