イオン銀行は2015年12月30日、指紋認証だけで現金自動預払機(ATM)を利用できるようにする実証実験を16年2月15日から始めると発表した。
これまでもATMで指紋認証が可能な事例はあったが、ICキャッシュカードや暗証番号の使用が必要だった。今回の実証実験では、「手ぶら」の状態でもATMでの入金、出金、振込、残高照会ができるようになる。実験は、指紋認証の技術を持つベンチャー企業「リキッド」が開発したシステムを利用。東京都千代田区内のイオン銀行1店舗で実験を始め、結果を検証した上で、規模を拡大する考え。