降りたことないけど、「男は黙って鶯谷だな」...
一方、JR山手線の29駅のうち、「最もダサいと思う」駅の第1位は102票(24.3%)を集めた「鶯谷」。2位の「新大久保」(47票、11.2%)に、大差をつけてトップとなった。
1日の平均乗車人員は29駅で一番少なく、一番多い新宿と比べると30分の1の利用者しかいない。「ラブホテルが多い」「いかがわしい感じ」「風俗店が多いイメージ」といった印象をもつ人が多かったようだ。
「新大久保」といえば、コリアンタウン。韓流ブームに沸いた4、5年前には多くのファンが押し寄せたが、「すでに外国人の街」といった印象がある。
3位の「巣鴨」(44票、10.5%)を「ダサい」と思う理由には、「お年寄りが多い」「おばあちゃんの街だから」という声が多く、4位の「田端」(39票、9.3%)は「駅にお店が少ない」「取り残されている感じがする」という。5位にランクインした「西日暮里」(14票、3.3%)も、「やや昭和感が強い」「年配の人が多く住んでいる印象」などの声がみられた。地味な印象が強いようだ。
「ダサい」駅の上位は5駅のうち4駅が山手線の北側にあたる池袋~上野間にあった。「鶯谷」や「田端」のように乗降客が少ないことから、車窓から目に入る建物や看板などで街の雰囲気を判断する人が多かったとみている。
インターネットには、
「新大久保、わりと好き」
といった声もあるが、
「たしかに巣鴨と新大久保は『ダサい』」
「田端、駒込、巣鴨、目白、新大久保は降りたことないな」
「男は黙って鶯谷だな」
などの声が寄せられている。
HOME'Sは、「今回の調査では、駅のイメージが住まいの人気にダイレクトに影響するかどうかは一概には言えません。ただ、恵比寿や新宿などは当社で調査した『買って住みたい街・借りて住みたい街ランキング』で上位ランクインした街であり、『雰囲気』という面では住まいのイメージが駅のイメージに少なからず影響を与えていることは否めません」と話す。
山手線は2020年の東京五輪・パラリンピック開催を前に、品川~田町間に30番目の新駅が誕生することが決まっている。山手線沿線の町並みはまだまだ進化するようだ。