給食の徳島屋、民事再生法を申請 中学での「異物混入」が引き金

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   神戸市の中学校給食で異物混入が問題となっていた給食・弁当などの調理・配送受託業者の「徳島屋」が、神戸地裁へ民事再生法の適用を申請した。2015年12月29日、帝国データバンクが明らかにした。負債は約7億3000万円。申請日は12月28日で、同日監督命令を受けた。

   同社は1951年1月創業。神戸市などの官公庁や近隣の大手メーカーなど向けの給食弁当や、企業の社員食堂向けサービスを展開する老舗。2014年11月からは神戸市の中学校給食の供給受託にも参入し、売り上げを伸ばしていた。

   ところが、2015年10月、中学校の給食に髪の毛やビニール片、虫などの異物が混入していたことが86件も表面化。神戸市教育委員会から調理場の衛生状況などについて指導を受けていたが、改善が認められなかったとして10月21日付で契約を解除された。中学校給食の事業に伴う設備投資の負担が重く、人員削減や資産売却などで生き残りを図っていた。

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