将来、商品化の可能性も・・・
「どんばれクッキング」にも紹介され、加山雄三さんが人気YouTuberのHIKAKINさんに対抗してつくった「釜玉うどん兵衛」は、簡単だ。どん兵衛のカップにお湯を注ぎ、ふたをして5分。麺が戻ったら湯きりして、器にどん兵衛のスープを少しと、適量の醤油を入れよく混ぜて、卵黄と長ネギ、七味をのせて、できあがり。
またホームページには、温かいご飯と長ネギ、白炒りごまを使った「どん兵衛だし茶漬け」や、デザートになりそうな「どん兵衛お揚げのあんこ餅いなり」を紹介。試した人がいるようで、インターネットには、
「どん兵衛の甘いおあげさんとダンゴの甘みがよ~くマッチするんだよなぁ」
といったコメントが見られる。
じつは、「どん兵衛」のアレンジレシピは少なくなく、自分流にアレンジして食べている人から、そのレシピが寄せられている。ヤフーで「どん兵衛 アレンジレシピ」で検索すると、クックパッドや楽天レシピを含めて、なんと26万件を超えるほど。そこには温泉たまごや海苔、とろろ昆布をのせたりといった手軽なトッピングから、油めん風や生そば風、味噌仕立てにしたりと凝ったものまで、さまざまなアイデアが披露されている。
日清食品では、「お客様のアイデアレシピや『10分どん兵衛』のような新しい食べ方の提案には驚かされていますし、じつは新商品の参考にさせていただいています」と話す。実際に、これまでもそういったアイデアレシピを参考にした、新しいインスタント麺の新商品が誕生しているという。
どん兵衛については、「現状では商品化を考えているようなものはありませんが、将来、いいアイデアがでてくれば、(商品化の)可能性がないとは言えません」と、秘かに期待を寄せているようだ。