関係者から復帰を望む声が出たというが...
また、佐野研二郎氏も、一連の疑惑を否定しながらも、白紙撤回などについて会見を開こうとせず、説明責任を果たしていないとの批判が出ている。
今回の報道が出た後、ネット上では、多摩美大に対し、「この人を教授としてまだ使うなんておかしい」「大学にいろんな人が来て大変なことになりそうだな」「学生も迷惑だろう」といった指摘が相次いだ。佐野氏に対しても、「教壇に立つならば 何かしら今回の件について発信しないと」「逃げ切ろうとでも思ってんのか」と厳しい声が上がっており、中には、「潔くデザイン業界から退いた方が良い」との意見もあった。
もっとも、関係者からは、佐野氏の復帰を望む声も出ている。
スポーツ報知の12月28日付記事によると、エンブレム委員会委員長の宮田亮平東京芸大学長は、「彼本来の人間性が素晴らしく、周囲の皆さんが彼のことを理解できると感じられれば、また仕事を一緒にできると考えるでしょう」と取材に話した。週刊ポストの21日発売号によると、広告業界関係者の話として、佐野氏に同情的な大手クライアントが「励ます会」を開いたといい、佐野氏は、長い出張に出て、意気揚々と仕事しているという。
多摩美大は、年末年始休暇に入ったため、MR_DESIGNにJ-CASTニュースが取材したが、広報担当は外出中だとして話を聞けなかった。