クリスマスの夜、嵐ファンの「怨念」が爆発する騒ぎが起きていた。
嵐が生出演した音楽特番で観覧女性の1人が二宮和也さん(32)の腕をつかんだため、放送を見ていたファンが激怒。女性のものとみられるツイッターアカウントを特定し、突撃を開始した。
罵詈雑言の集中でアカウント削除
嵐は2015年12月25日の「ミュージックステーション スーパーライブ2015」(テレビ朝日系)に生出演し、スペシャルメドレーを披露した。
1曲目「愛を叫べ」の前奏中に前方ステージから中央ステージへの移動があり、メンバーが階段を降り始めると、観覧エリアからは一斉に黄色い声が上がった。
通路の両サイドを固める女性陣はこぞって手を伸ばし、メンバーの手や体に触れている人もいた。そうした中、生放送を見ていた嵐ファンの激しい怒りを買ってしまった女性がいた。
サンタクロースのコスプレに身を包んだこの女性は、触れるだけでなく、先頭を歩く二宮さんの右腕を「ガシッ」とつかんだのだ。一瞬の出来事だったが、テレビにはっきりと映っていたこともあり、ツイッター上には「許さない」「なにこいつまじで」「常識なさすぎ」「マジ最低マジ最低マジ最低」といった厳しい声が相次ぐこととなった。
その後もファンの怒りは収まらず、ツイッターアカウントの「特定作業」が始まり、ものの1時間程度で本人とされるアカウントが「発見」されたと告げられ、そこに向けて罵詈雑言が送りつけられるようになった。
腕をつかんだ女性と、このアカウントの人物が同一人物という確証はないが、結果的に、アカウントは削除に追い込まれた。
「怖くて外に出られない」
観覧エリアと同じ高さの通路を通る以上、ある程度のファンの「お触り」は避けられないし、メンバーの松本潤さん(32)にいたっては、自らファンとのハイタッチに応じていたほどだ。
ただ、パフォーマンスに支障が出ないようにするのはファンとして当然のこと。腕をつかまれた二宮さんは、その後も変わりなくパフォーマンスを続けていたが、ファンの目には完全なる「マナー違反」と映ったようだ。
とはいえ、ツイッターアカウントを特定してまで追い込む姿勢には、
「なんで腕掴んだくらいで特定されるんだ」
「あらしっく(編注:嵐の熱狂的ファンのこと)怖い」
「単に嫉妬しとるだけやんけ」
とやりすぎを批判する声も少なくない。
翌26日には、バッシングされている女性の友人を名乗る人物が
「あれから〇〇(編注:女性の名前)は怖くて外に出られないそうです 大切な親友を傷つけられて本当に許せません」
などと、異常なバッシングを非難するツイートを出した。真偽は不明なものの、この言い分にも「自作自演アカ」「さっさと謝れよwwww」との声が寄せられ、未だにくすぶり続けている。