水中ウォーキング 陸上ウォーキングより高いカロリー消費と筋力アップ効果

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   水中ウォーキングは文字通り水の中を歩く運動だ。通常は市民プールやスポーツジムのプールなどで行われているが、最近は、各地の温泉施設でも温泉を利用した専用のプールを作るところが増えている。

   水中ウォーキングの運動効果は陸上のウォーキングに勝るとも劣らない。特に、介護予防やリハビリには陸上以上に効果があることがわかってきたため、健康関係のNPOなどに委託して高齢者向けの運動メニューを作り、講習会を開く所が多い。運動が終わった後はゆっくり温泉に浸かる楽しみもあり、人気が高まっているのだ。

  • プールの中で、足を一歩一歩大きく踏み出して歩こう
    プールの中で、足を一歩一歩大きく踏み出して歩こう
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陸上と同じ速さで歩くと、最大で約28倍の抵抗

   陸上ウォーキングに比べて、水中ウォーキングは次のような利点がある。水は空気の約830倍の密度があり、陸上と同じ速さで歩くと、最大で約28倍の抵抗を受ける。このため、筋力がより効率的にアップする。陸上ウォーキングの消費カロリーが、平均で1時間約150キロカロリーなのに、水中では倍以上の1時間約360キロカロリーになる。

   浮力が働くので体が軽くなり、腰や関節の痛みなどで歩きにくい人でも水中で運動できる。介護の一歩手前の人やリハビリの対象者の格好の運動になる。腰痛の人が陸上ウォーキングをすると悪化する場合があるが、水中ウォーキングを正しく行えば改善されるのだ。不利な点と言えば、プール施設まで行かなくてはならないことと、利用料金がかかることぐらいだ。しかし、屋内プールなら雨の日もできるし、蒸し暑い真夏でも涼しく歩くことができることを思うと、これも利点に入るかもしれない。

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