歌手の山下達郎さん(62)が「のどの不調」を理由に公演を中断したことがファンの間で反響を呼んでいる。
山下さんは2015年10月から全国ツアー中。今回の公演は12月25日に岩手県民会館で行われた。
公演途中で中断
キョードー東北の発表によると、山下さんは公演中、のどの不調によって一定の音域が出にくい状態になった。納得のいくパフォーマンスができない状況が続き、「このまま公演を続けることは、お客様に対して不誠実」と考え、自ら中断を決めた。後日、振替公演を行うという。
この日はクリスマスだ。多くのファンは代表曲「クリスマス・イブ」を聞くのをさぞ楽しみにしていたことだろう。だが、結局、披露されないまま中断となってしまったようだ。
そのためネット上には「クリスマスイブ歌わないとか詐欺」「その日しか来れない方もいるわけだから、それでもやり抜くのもプロだとも思う」「プロ失格としか思えない」といった批判的な声も出ている。
しかし「神対応」として支持する声も多い。
山下さんが中断したのは、公演開始から約90分が経過したころだった。キョードー東北によると、公演予定時間は約3時間。つまり、すでに予定の半分を終えた段階で決めたというわけだ。にもかかわらず、後日行われる振替公演では今回のチケットをそのまま利用できるという。