認知症予防に最適なのは「愛の営み」だってホント?

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愛のないセックスをしても予防にならない

   ここで注意したいのは、ただ誰とでもセックスすればよいというものではないことだ。愛のないセックスやオナニーでは「愛情ホルモン」オキシトシンは分泌されない。米のある大学でポルノを見させたら脳神経が活性化したとする実験を発表したところ、すぐさま否定する反証実験が出されてうやむやになった。「セックスを仕事にしている人の方が、むしろストレスがたまって認知症になりやすい」と指摘する専門家もいる。前述のオランダの大学の調査で、女性の方が男性よりも認知力テストの成績がよかったのは、男性よりも「愛情」面を重視するせいかもしれない。

   NPO法人「認知症予防介入指導協会」のサイトをみると、「『ときめき脳』~恋は脳を活性化する~」として恋愛の認知症予防効果をこう説明している。

   (1)毎日が楽しくなる(笑顔、いきいき)。異性との付き合いが始まると、普段無口の人がニコニコしてお喋りになり活動的になる。人生が明るくなる。

   (2)ずぅ~と健康でいたくなる(食事、運動)。病気になりたくない、強い体になりたいと願うようになり、筋トレをしたり、食事に気を使ったりする。

   (3)オシャレになる(意欲、創造)。自分をよく見せたいと身だしなみに気にするようになる。オシャレの工夫で脳を使い、若々しい気持ちを呼び起こす。

   (4)外出したくなる(行動、興味)。自分は関心がなくても、相手の興味に合わせて外出が増え行動範囲が広がる。新しい興味がわき、人格まで変わる。

   (5)他人と自分を比較する(自己啓発)。恋にライバルはつきもの。恋の相手からよく見られたい、魅力的になりたいと努力するため脳がフル回転する。

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