「母性」の生みの親「愛情ホルモン」に秘密が!
なぜ、セックスや恋愛が脳にいい効果をもたらすのだろうか。脳科学の専門家のサイトをみると、諸説入り乱れているが、セックスの最中に分泌される「オキシトシン」がカギを握っているようだ。オキシトシンは哺乳類だけが持つホルモンである。赤ちゃんに乳首を吸われると母親の体内にふつふつと湧き出て、「愛おしい!」と思う母性の元になる。 また、人間同士が抱き合ったり、人間と犬や猫が触れ合ったりする時も双方に分泌される。「愛情ホルモン」とか「抱擁ホルモン」といわれ、不安感を取り除き、ストレス値を下げる癒しの効果がある。また、社交性を向上させる働きもあり、自閉症や発達障害の治療薬としての研究が進んでいる。オキシトシンが脳をリラックスさせ、気持ちを明るく前向きにすることで脳神経が活発化すると考えられているのだ。