「人生の目的」を持つと長生きする

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   人生に目的を持って明るく生きる――。この前向きの姿勢が、特に心臓病を防いで寿命を伸ばすという研究成果を、米マウントサイナイ・セントルークス・ルーズベルト病院のアラン・ロザンスキー医師らがまとめ、米心理医学誌「PMJBM」の2015年12月3日号に発表した。

   ロザンスキー医師らは、人生の目的意識と心血管疾患の影響を調べるために、過去に日本と米国で行われた10の研究論文を分析した。日ごろの生活態度と心臓病や高血圧のリスクとの関連を調べた論文が大半で、対象者は約13万6000人にのぼり、平均年齢は67歳だった。

「いま幸福だ」と思うと20%死亡リスクが低くなる

   その結果、平均約7年間の追跡で約1万4500人が死亡した。また、死亡にはいたらなかったが、約4000人が心臓発作や脳卒中などの心血管疾患を発症した。

   しかし、心理テストで、「人生の目的を持っている」「人生には意味がある」「いま幸福だ」「人の役に立っている」などと答えていた人は、そうでなかった人に比べ、全死亡リスクが約20%低かった。また、心血管疾患のリスクも低かったという。

   ロザンスキー医師は「人生に目的意識を持つことが、ストレスから体を守り、健康で幸せな生活を促進しているのです」と語っている。

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