「牛乳飲むと胃に膜できる」は本当か お酒の飲み方、8つの「真実」(前編)

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   いよいよ忘年会・新年会シーズンがやってきた。二日酔いにならないためには、飲み過ぎないことだが、頭では理解してもなかなかできないアナタ。専門家のサイトを参考にまとめたお酒にまつわるクイズを2回に渡ってお届けします。

   体にいい飲み方の基本をおさらいしませんか。

  • 宴会は楽しいが、暴飲暴食には注意を(写真はイメージです)
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梨と柿をつまみながら飲もう

   (1)酒を飲む前に牛乳を飲むと悪酔いしない?

   すきっ腹にいきなり酒を飲むと酔いが回る。そこで事前に牛乳を飲むと、胃に牛乳の膜ができて、アルコールの吸収を抑えるという理屈から生まれた都市伝説だが、間違い。牛乳の分子は非常に大きいので、小さなアルコールの分子は簡単に牛乳の膜を通り過ぎてしまう。

   むしろ、事前に小腹に入れておくといいのはチーズだ。チーズのタンパク質と脂質は消化されにくく、胃に長時間とどまるため、アルコールの吸収をゆるやかにする。固形物なのでほどほどの満腹感もあり、飲むペースが抑えられる。

   (2)水や果物をたくさん摂るといい?

   アルコールには利尿作用があり、体からどんどん水分を放出する。飲んでいる最中は「脱水状態」だと心得よう。だからビールをガブガブ飲みたがる。お茶を飲んだり、果物を食べたりして(ジュースも可)水分を補給しよう。

   果物でオススメなのが、梨と柿だ。梨に含まれるアスパラギンが肝機能を高める。オーストラリアの研究によると、「酒を飲む前に梨ジュース220ミリリットル(梨1個分)を摂(と)ると、二日酔い予防に効果的」という。柿に含まれているビタミンCが肝臓の働きを高め、タンニンが、アルコールが分解されると出る毒素のアセトアルデヒドを解毒してくれる。

   また、トマトジュースも梨や柿と同じ効果があるので、宴会の前に飲んでおくといい。「ウォッカ+トマトジュース」のブラディ・メアリーなど、トマトジュースのカクテルが多いのは先人の知恵なのだ。

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