腸内の有用菌の増加、便中アンモニア減少
新発売当時、ビフィーナにはビフィズス菌10億個が含まれていた。いまでは、「R(レギュラー)」が25億個、「S(スーパー)」と「S(スーパー)Pearl(パール)」が50億個、「EX(エクセレント)」には100億個と、パワーアップした商品群となっている。磯部さんによると、利用者は男女がおよそ同じ割合で、シニア層も多いそうだ。「便通の改善」という機能性から、排便回数の増加や腸内の有用菌の増加、便の中のアンモニア減少といった効果が挙げられている。
利用者の中には便秘で悩む人以外に、便のにおいが気になる人もいるようだ。アンモニアのような腐敗物が多く含まれる便はにおいがひどい。便臭が収まれば腸内環境が整ってきたとも考えられ、体調のバロメーターにもなり得る。
発売から20年以上愛用している消費者も少なくないという。長年の実績を基に、2015年には機能性表示食品として消費者庁への届出が受理され、明確に「何がどこにどんな効果があるか」を表示できるようになった。
近年の研究では、腸内環境が心や脳の健康にもかかわっているとの報告もあり、腸内細菌のはたらきに対する期待はますます高まっている。磯部さんは、「当社は『健康の基本はお腹から』と考えています。機能性を説明できるようになったことで、ビフィーナの良さをさらに広く知っていただきたい」と語った。