スマートニュースから読者を誘導するため?
12月2日に共同通信が配信した記事によると、この「this.kiji.is」のサイトは共同通信のグループ会社とヤフーの合弁会社「ノアドット」が運営している。正確には、「ノアドット」は一般社団法人共同通信社の100%子会社、共同通信デジタルが51%、ヤフーが49%出資している。前出の記事では、新サイトのことを
「ノアドット社が共同通信と参加加盟新聞社などが提供するコンテンツを一括管理し、その記事の見出しを広くネットメディアに公開。一般ユーザーが見出しをクリックすると、ノアドット社が管理するシステム上で記事や写真を閲覧できる」
とうたっている。
具体的には、スマートニュースがノアドットの見出しを使えるようになり、スマートニュースから読者をノアドットに誘導することで広告収入を増やす狙いがあるように読める。
しかし、現時点ではスマートニュースのトップページに「ノアドット」が目立って表示されるということもなく、前出のようにトップページがないため新着記事を一覧することもできない。「何がどこにあるか分からない」という「不思議なニュースサイト」になっている。