小型モビリティ「ホバーボード」世界中で「発火」騒動 バッテリーが原因?日本では大丈夫か

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「ハンズフリー」が人気で、香川真司も使っている!

   とはいえ、人の体重移動で稼働する小型のモビリティは続々と登場。なかでも最近人気なのがハンズフリーの、新感覚のボード型モビリティで「ミニ・セグウェイ」「ハンズフリー・セグウェイ」「パーソナルトランスポーター」「バランス・スクーター」などと呼ばれている。

   「KINTONE」や「IO HAWK」といったマシンがそれで、大きさはスケートボードと同じくらいで、重さは10キログラムほど。持ち運びできて価格も比較的安いことが、人気の理由らしい。

   海外では、有名なアーティストやスポーツ選手などセレブがはまっているほか、大手企業もいち早く所有してイベントなどで使用している。

   日本人でも、サッカー日本代表でドイツのドルトムントでプレーする香川真司選手がYouTube(2015年12月9日付)に、室内で自身が小型モビリティに乗っている姿を公開した。

   また、国内でもすでに所有している人がいるようで、「乗り心地は、ローラースケートみたいな感じ。滑りはじめのスノーボード。前にずずずっと。スイスイ。かなりスピード出ます。浮遊感ある」との感想を、ツイッターで述べている。

   最近はイベント会場やプロ野球選手がグラウンドで使う姿を見かけるようになった。

   いまのところ、国内での「爆発」「炎上」の事例はまだないようだ。

   国土交通省は2015年7月から、誘導員の配置や道路使用許可などの一定の条件のもとであれば、セグウェイなどのモビリティを全国の公道で走れるようにした。現在は誰でも使用を申請でき、観光ツアーやメーカーの性能試験などが実施されている。

   国交省は、「(7月以降も)今のところ、トラブルや事故の報告は受けていません」と話す。ただ、家庭などで起きた事故については、ラジコンなどと同じ「遊具」と同じ扱いになるので、国交省のほうには報告はあがらない。

   国民生活センターは事故の報告や相談件数は「年数件ほど」という。たとえば、ゴルフ場やイベント会場などで使用中にトラブルに見舞われるケースがあったほか、「電動キックボード」では充電時に火花が飛んだケースが報告されている。「インターネットを通じて購入するケースがほとんどなので、トラブルがあっても、(製造元などがはっきりせず)なかなか報告や相談などが上がりにくくなっているのではないか」とも話している。

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