アキレス腱をつまんで太い人、アブナイ
MCの立川「薬を飲んでも高血圧が下がらず、お腹から異音が聞こえる場合が、腎臓の動脈硬化のサインというわけですね。治療法はあるのですか?」
国立病院機構京都医療センターの成瀬光栄医師が答える。
「薬物治療でレニンの作用を弱めることができます。また、ステントと呼ばれる器具を血管内に挿入して拡張し、血流を回復する手術もあります」
立川「(竹製の物差しを見せ)3番目の夢ワザはどの家庭にもあるコレです」
スタッフがオランダに飛び、動脈硬化と心臓病の専門医、ベン・インホルズ博士を訪ねる。博士は患者の足首のアキレス腱を指でつまみ、その太さを物差しで測る。アキレス腱は横から見ると「くぼみ」があるが、後ろに膨らんで厚みが2センチ以上ある人は要注意だというのだ。
インホルズ博士「心臓病を起こす危険の高い人はアキレス腱が太くなり、盛り上がります。アキレス腱は常に酷使されている器官で痛みやすい。痛む部分には、細胞組織を補修するためにコレステロールが付着しやすくなります。コレステロール値の高い人ほどアキレス腱に貯まるのです」
現在、オランダではこの簡単な方法で動脈硬化を見つけることが「常識」になっており、心血管症の死亡率を半減するのに成功したという。
立川「体のちょっとした箇所に怖い病気のサインがあるんですね」
小野「そこで本日はこうまとめました。『サインは部位(V)』」