エベレストを80歳で登頂した三浦雄一郎 60代はメタボで「余命3年」宣告されていた

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99歳でモンブラン滑降の父・敬三さんからカツ!

黒柳「そうまでして、おやりになるのはなぜ?」
三浦「僕は、健康法には2種類あると思っています。よく、『健康を守りましょう』と言いますね。早寝早起きしたり、ラジオ体操したり、ウォーキングしたり。これ、『守る健康法』ですね。健康にいいし、基本ですが、これだけでは富士山やエベレストには登れません。そこで『攻める健康法』を始めることにしたんです。実は、53歳で世界5大陸の最高峰すべてをスキーで滑降する記録をたてた後、することがなくなって暴飲暴食ばかりしていました。65歳でひどいメタボになり、糖尿病、狭心症、腎臓病...と全部悪くして、医者から『このままだと人工透析になる。3年生きたらいい方だ』と言われました」
黒柳「そんなにひどかったんですか」
三浦「ハイ。その頃、オヤジの敬三が99歳でモンブランの氷河をスキーで滑降しました。よし、俺もエベレストに挑戦してやると心を入れ替えて、この『攻める健康法』の重りをつけて歩くトレーニングを始めたわけです」

   雄一郎さんの実父・敬三(享年101)さんも著名なプロスキーヤーだ。90歳を超えても内外の高峰で山スキーに挑戦し続けた。モンブランに挑戦する3年前の96歳の時に「徹子の部屋」に出ていた。その時の映像が流れる。トレーニングで自宅周辺を小走りに駆け回る敬三さん。それを追うカメラ。96歳とは思えない軽やかな動きだが、画面からは「ハアー、ハアー」という激しい息遣いが聞こえる。

黒柳「これ、お父様の声じゃないの。カメラを持ってお父様を追いかけているディレクターの荒い息です。あら、まあ、情けない! お父様に付いて行けなくなってどんどん離されちゃったわ~」
三浦「ハハハハ。オヤジのこのトレーニング、いまでは流行になっています。走っては歩き、走っては歩くというインターバルウォーキングです」
黒柳「お父様の影響で『攻めの健康法』を始めて体はよくなったの?」
三浦「半年で数値がよくなり、2年で完治しました」
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