世界一の天才少年を生んだ?「納豆の底ヂカラ」
レシチンも最近注目されている栄養素だ。学習能力を高めて記憶力や集中力、創作能力を強化するために大事な働きをするのが、脳の情報伝達物質アセチルコリンだが、レシチンがその原料になるのだ。また、レシチンには脳に重要な睡眠の質を向上したり、イライラや興奮を鎮めてリラックスさせたりする働きがある。「頭が良くなる栄養素」といわれる。
1995年に米国の天才少年マイケル・カーニー君が来日した。4歳の時から1年で4学年ずつ進級して10歳で大学を卒業、ギネスブックの世界最年少記録になっている少年である。「なぜ君はそんなに頭がいいの?」と日本の報道陣に聞かれたカーニー君の答えがこうだった。「納豆が大好きだから!」。カーニー君の母親は日系2世。和食中心の食生活で、小さい頃からおやつ代わりに納豆を食べてきた。もちろん、レシチンの働きかどうかは、神のみぞ知るである。