引退「澤穂希」来年参院選の台風の眼になるのか 自民党「手ぐすね」報道が相次ぐ背景

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国民栄誉賞受賞の高橋尚子さんは2010年に出馬要請断る

   仮に澤選手が出馬するとなれば、国民栄誉賞受賞者では初めて。2000年に同賞を受賞したシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(43)にも、10年の参院選など複数の選挙で、複数の政党から出馬要請があったが、いずれも断ってきたという経緯がある。

   同じシドニー五輪女子柔道金メダリストの谷亮子さん(40)は民主党の小沢一郎氏の要請で出馬し、初当選。今は「生活の党と山本太郎となかまたち」の副代表を務めており、16年夏の参院選で初めての改選を迎える。

   参院選をめぐっては、すでに複数のタレント候補擁立が取りざたされている。週刊現代の12月26日号では、衆参のダブル選になることを前提に

「衆参全選挙区の当落を○×で予測」

と題した特集を掲載。参院東京選挙区(定数6)にタレントの菊川玲さん(37)が自民党から出馬するとし、「優勢」だと予測している。

   東京都の教育委員を「一身上の都合」で12月10日付で退任した乙武洋匡さん(39)は、12月17日午前、ひとり親家庭に対する児童扶養手当の増額を要望するために首相官邸を訪問し、菅義偉官房長官と面会した。この直後の記者会見では

「来年の参院選に関して、乙武さんには色々な党から声がかかっているとのことだが、今日はそういった選挙の話は出たのか」

という質問も出たが、菅氏は

「私はまったく承知していない」

と否定していた。

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