アイドルグル―プ「NEWS」の手越祐也さんのファンとサッカーファンがインターネット上で激突している。
メーンキャスターを務めているサッカー生放送番組を「欠席」し、NEWSとして同じく生放送の音楽特番に出演したことで、一部サッカーファンが「サッカーを捨てた」「見損なった」と批判したことがきっかけだった。
クラブW杯のメーンキャスターなのに「欠席」
無類のサッカー好きとして知られる手越さんは、2012年から4年連続で「FIFAクラブワールドカップ」の日本テレビ系メーンキャスターを務めている。
2015年大会は、3年ぶりに日本で開催。時差に悩まされることなく観戦できることから、12月10日の開幕戦直前には「この時間帯に試合を見られることが幸せでしょうがない!」「今朝から早く夜になってほしい!と思ってました」と興奮気味にコメントしていた。
ところが準決勝が行われた16日夜、解説席に手越さんの姿はなかった。この日はフジテレビ系の音楽特番「FNS歌謡祭」があり、NEWSとして同番組に生出演していたためだ。
ツイッター上では、不在に気付いた一部サッカーファンが怒り、
「サッカーより音楽番組を取ったんだな。見損なったわ」
「手越一生サッカーに関わるな」
「サッカーミーハー」
「手越はギャラを優先してFNSか」
などと皮肉まじりに手越さんを批判する投稿が相次いだ。中でも「手越がサッカーを捨てた日」として、解説席の画像と手越さんのパフォーマンス中の画像を一緒に掲載したネタツイートは、3000回近くリツイートされ、話題になった。
「本業なんだから当たり前」
これらのツイートが、今度は手越さんファンの猛烈な怒りを買うこととなった。ツイッター上には
「本業なんだから当たり前」
「手越くんはアイドルなんですよ?」
「手越君がサッカー行ったら逆に何?ってなるし」
「祐のこと何も知らないくせに」
といったコメントが殺到。直接苦情を送りつけるファンも少なくなく、炎上状態となったアカウント名変更やツイート削除を余儀なくされたユーザーもいた。
「アイドルが本業」という主張自体は正論と言えそうだが、あまりの「ガチ切れ」ぶりに、ネット上では「大人げない」「大勢で襲いかかるジャニオタこわい」との声が上がるほどだった。
なお、当の手越さんは試合が気になって仕方がなかったようで、16日深夜に放送されたハイライト番組では、FNS歌謡祭の空き時間に携帯電話で逐一チェックしていたことを明かした。
日本王者サンフレッチェ広島と南米王者リバープレートによる準決勝は、後半27分に広島が先制を許し、挽回できないまま0-1で敗北した。手越さんは、このハイライト番組の中で、
「後半10分時点では0-0だったのに、歌った後に見たら0-1ってなってた。その瞬間、魂抜けましたもん。本当に。悔しいですね」
と熱弁をふるった。