サッカー女子日本代表として20年以上活躍し、現在なでしこリーグのINAC神戸レオネッサ所属の澤穂希選手(37)が2015年12月16日、15年シーズン限りで現役引退することが分かった。所属事務所が16日に発表した。澤選手は17日に東京都内で記者会見を開く。
澤選手は1993年、15歳の時に日本代表デビューを果たし、以後代表戦205試合出場、累計83得点と、いずれも日本人の男女を通じて最多記録をマークした。
ワールドカップ(W杯)にも男女通じて最多の6度出場。2011年ドイツ大会決勝のアメリカ戦では、敗北かと思われた延長後半残り3分で同点ゴールを決め、PK戦に持ち込んだ末、勝利。日本の初優勝に大きく貢献した。澤本人はかつて「FIFA TV」で、このゴールが自身のベストゴールだと述べたという。この年は、世界年間女子最優秀選手「FIFAバロンドール」にアジア人選手で初めて選出された。
15年8月8日には、Jリーグ・ベガルタ仙台のチームスタッフである辻上裕章さんとの結婚を発表している。