PM2.5の季節が今年もやってきた 札幌で基準値超え、対策グッズも「進化」

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環境省の注意情報を活用して自衛を

   PM2.5は非常に小さい粒子のため、肺の奥まで入りやすい。ぜんそくや気管支炎といった呼吸器系、循環器系の疾患リスクを高めるとされる。世界保健機関(WHO)の専門機関、国際がん研究機関は2013年10月、PM2.5の発がん性リスクを最も危険度の高いレベルに分類した。

   発生源は工場の排煙や自動車の排気ガスをはじめ、さまざまだ。中国北部では、今でも暖房用エネルギーの主力が石炭のため、大量のPM2.5が排出され続けている。

   環境省では、大気汚染物質を監視する特設サイトでPM2.5に関する注意情報を提供。また各都道府県のサイトでも、速報値を連日流している。中国での抜本的な対策が当面は期待できない現在、ひとまずはこうした情報を有効活用しながら自衛するしかないだろう。

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