自分はハゲになりやすい? 髪の毛一本でわかる検査法ができた

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ふたつの検査を組み合わせればより効果的か

「AGAを発症する前に、原因物質のジヒドロテストステロンが発現しやすいということがわかれば、発現量を抑える薬を飲むという予防的な治療も可能です。逆に、それほど発現しないようであれば、別のアプローチを考えることもできるでしょう」(井上氏)

   さらに、従来の検査と組み合わせれば、よりリスクを判断しやすくなる。つまり、「体質的になりやすい」人が「ジヒドロテストステロンができやすい」状態であれば、リスクは非常に高いと考えられるし、「できにくい」のであれば、リスクはあるにせよそれほど高くない可能性もある。

   「体質的になりにくい」人でも、「ジヒドロテストステロンができやすい」のであれば、予防手段をとっておこう、という判断もできるだろう。

「より医療技術が進歩すれば、若いころに検査を受け、リスクが高いと判断された人は自分の毛髪の幹細胞を保存しておき、発症したときに頭部に移植する、という治療も実現するかもしれませんね」(小林院長)

   AGAの治療薬には「フィナステリド(商品名プロペシア)」や、年内に発売予定の「デュタステリド(商品名ザガーロ)」などがある。新しい検査では、どちらが自分にあっているかを判定することもできるという。

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