メーカーは「スポーツカーのDNA」「走りへの期待感」強調
一方、富士重工業のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、WRX STIをベースとした「S207」の生産・出荷を15年12月1日から開始した。
エンジンは専用チューニングで最高出力328馬力、431N・mとなったほか、フロントに国内メーカー初採用となる可変減衰力サスペンションなどを採用して、「強靭でしなやかな乗り味とシャープなコーナリングを実現した」としている。
ホンダの八郷隆弘社長は今回の「タイプR」について「身近な量産車であるシビックに、ありったけのスポーツDNAを注ぎ込んだモデルだ。歴代最高のシビック タイプRを目指し、ホンダの『走りを究める』という志の具現化だ。日本の皆様にホンダの熱いスポーツDNAを五感で感じてほしい」と話している。
スバルは「S207」について「走りへの期待感、所有する喜びを感じることができる特別な仕様を施した」としている。
いずれもスポーツカーファンの心を引き付ける努力を強調している。