イチロー、いつまで現役続ける 50歳までか米3000安打か、ファン注目

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   「いたいだけいてほしい」。イチロー選手との再契約に際して、マーリンズ側は代理人にこう話したと、日本のスポーツ紙が報じた。いわば「終身雇用」の約束とも言うべき、最大級の評価を球団から受けたと言える。

   だが、すでにイチロー選手は42歳。キャリアの終わりを意識してもおかしくない年齢だ。日本では2015年、レジェンドと呼ばれ現役最年長だった山本昌広投手(中日ドラゴンズ)が50歳で引退を決意した。背番号「51」はいつまで現役を続けるのか。ファンの注目が集まる。

  • イチローは何歳まで現役をつづけるのか(写真:AP/アフロ)
    イチローは何歳まで現役をつづけるのか(写真:AP/アフロ)
  • イチローは何歳まで現役をつづけるのか(写真:AP/アフロ)

マ軍「イチローがいたいだけいてほしい」

   マーリンズは2015年10月7日、イチローと1年の契約延長で合意したと発表。推定年俸200万ドル(約2億4000万円)で、2017年は球団が選択権を持つと伝えられている。

   実はこの交渉で「球団は、イチローがいたいだけいてほしいとのことだった。彼らはイチローを非常にリスペクトしている」と代理人のジョン・ボグズ氏が語ったと、12月11日の日刊スポーツが伝えた。スポーツ界では極めてめずらしい「終身雇用」のオファーといえる。

   今シーズンは153試合に出場し、398打数91安打、打率は.229で自己最低の数字だった。当たり前のように3割を打ち、首位打者争いをしていたころに比べると衰えは隠せない。代走や守備固めの出番も目立った。

   しかし言葉通り受け取れば、球団からは「いたいだけいる」ことを認められたのだから、引退時期は自分で決められる。すでにメジャーの野手としては現役最年長。何人かのベテラン投手は去就が取りざたされているだけに、来シーズンは現役選手全体の中でも最年長になる可能性もある。「イチローがいつまで現役を続けるのか」にファンの関心は集まっている。

「50歳まで現役」説が強い

   インターネット上で最も多い意見は、「50歳まで現役」説だ。10月3日付のニューヨーク・タイムズ(電子版)は、イチローがヤンキースに所属していた2014年当時、チームメートにあと10年、50歳まで現役を続けると話したと伝えている。アメリカに渡ったばかりの2001年にも、複数メディアの取材にイチロー自身が「できることなら50歳まで現役でプレーしていたい」と話している。

   山本昌氏は、野球サイト「Ful-count(フルカウント)」のインタビュー記事(11月13日付)で「50歳まで現役」説について、

「この前、その話はイチローとしましたけど、僕はできると思いますね」

と語る。足に故障さえなければ絶対できると本人に伝えたという。

   ほかに有力なのが、「メジャー通算3000安打まで」という見方。日米通算では2013年8月に4000安打を達成しているが、メジャー通算は今シーズン終了時点で3000安打まで残り65本に迫っている。順調なら来シーズンに達成できそうだが、出番次第ではもう少しかかるかもしれない。

   日本では山本昌投手の50歳2か月の登板が歴代最高齢の出場。メジャーでは1965年にサチェル・ペイジ投手が59歳で登板している(58歳など諸説)。水島新司さんの漫画「あぶさん」では景浦安武が62歳まで現役を続けた。

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