乳製品に含まれる成分が体内で「ボンド」になる??
また、ここで言う「生クリーム」は植物性のホイップクリームか、純生クリームか、それとも2つが混ざったコンパウンドクリームかは説明されていない。
「プラスチック」の意味するものも不明だが、一部ツイッターユーザーは海外で「プラスチックオイル」とも呼ばれ、過剰摂取により心疾患のリスクを高めるトランス脂肪酸を指したのではないか、と推測している。
実際、コンパウンドクリームのトランス脂肪酸含有量は他の食品と比較すると際立って高い。農林水産省の公式サイトには、純生クリームが100グラム中1.0から1.2グラムなのに対し、コンパウンドクリームは9.0グラムから12グラムも含まれるとの計測結果が掲載されている。ツイートにある栄養士の発言は、こうした結果を踏まえていた可能性もある。
実際のところ、「生クリームは食べるプラスチック」なのか。管理栄養士の東濱理沙さんは、J-CASTニュースの取材に「それは過剰な言い方かと思います」と語る。その一方、「乳製品に含まれる成分『カゼイン』が体内でボンドと同じような働きをする、とおっしゃる著名な先生方もいます。あながち荒唐無稽な話とは言えないかもしれません」とも話した。
タニタヘルスリンクにも問い合わせたが、「担当者が終日会議」とのことで話を聞けなかった。