報知「宇多田ヒカルの復帰」報道はガセネタなのか? 父と所属レーベル「否定」の真相

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   シンガーソングライターの宇多田ヒカルさん(32)の復帰話をめぐり、ファンの間で困惑が広がっている。

   スポーツ報知が2016年春の活動再開を報じたことに対し、父で音楽プロデューサーの照實氏(67)と所属レコード会社が相次いで否定コメントを発表したためだ。

  • 照實氏は「全くのガセネタです」とコメント(画像は照實氏のツイート/一部編集部で加工)
    照實氏は「全くのガセネタです」とコメント(画像は照實氏のツイート/一部編集部で加工)
  • 照實氏は「全くのガセネタです」とコメント(画像は照實氏のツイート/一部編集部で加工)

父照實氏「全くのガセネタです」

   宇多田さんは2010年8月、「『人間活動』に専念しようと思います」として音楽活動の無期限休止を発表した。

   12年には映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマ曲として新曲「桜流し」をリリースするも、同作以降は沈黙。プライベートでは母・藤圭子さんの転落死、イタリア人男性との再婚、第1子出産と波乱のある日々を送ってきた。

   そうした中、2015年12月8日付のスポーツ報知が大スクープを打った。宇多田さんが約6年ぶりに音楽活動を再開するとの内容で、複数関係者の話をもとに、かなり詳細に伝えている。

   記事によると、宇多田さんは現在、海外で子育てと両立しながら新曲をレコーディング中。16年春にアルバムを発売するめどが立ったといい、4月からは新曲が大型ドラマや情報系番組のテーマ曲に使用されることも決まったという。

   復帰を心待ちにしているファンは多く、報道を受けてネット上は歓迎ムード一色となった。

   しかし、それも束の間。翌9日、日頃から宇多田さんファンとツイッター上で交流している父の照實氏が「全くのガセネタです」とツイートし、報道を全否定したのだ。

   続けて10日には、所属レコード会社のユニバーサル ミュージック合同会社が公式サイト上で見解を発表。同社の沖田英宣氏の署名入りで「来春にニューアルバムがリリースされるという報道がありましたが、そのような事実はございません」と報道を否定した。

   こうしたことが相次いでライバルスポーツ紙にも報じられた。

報知「記事は適正な取材に基づいています」

   これにはファンらも戸惑うばかりで、ツイッター上には

「本気で喜んだのにガセ、、、」
「結局ほんまなんどうなん?!?!」
「もしガセネタなら情報はどっから出て来たの?」

といった声が続々と寄せられている。

   当の宇多田さんは、報道のあった9日にツイッターを更新しているが、内容は「生後5ヶ月の息子の屁がまじで臭い」と、日常の一コマを伝えたのみ。復帰については10日19時現在まで、沈黙を貫いている。

   「全くのガセネタ」という照實氏のコメントを受け、気になるのがスポーツ報知の見解だ。報知新聞社は10日、J-CASTニュースの取材に対し、

「記事は適正な取材に基づいています」

と回答。記事の正当性を主張した形だ。

   真相は現状不明のままだが、復帰自体はそう遠くない話のようだ。

   宇多田さんは15年7月の出産報告時に「妊娠中、新しいアルバムを制作してました」と明かし、「完成までまだちょっと時間がかかりそうだけど、続きに取り掛かるのが楽しみで、早くみんなに届けたいと思ってます」とコメントしていた。

   所属レコード会社も10日のコメント内で「まだ発売時期をお知らせできる段階には至っておりません」としながらも、「制作は断続的に続いています」と説明。照實氏もツイッターで「制作は人間活動中もずっと続けています。以外と近いかも」(原文ママ)と、近い時期の活動再開をほのめかしている。

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