2015年12月18日の大阪市長としての任期満了で政界引退を表明している橋下徹氏が、引退後は弁護士としてのキャリアを重ねていく意向を改めて強調した。
最後の定例会見では、政界引退後に「名誉毀損専門の弁護士」として「結果を出す」と明言し、自らが代表を務める弁護士事務所のウェブサイトもリニューアル。「マスメディアに対する対応方法」などに関する法的支援を行うという。
「待望論」は「勝手に言っているだけ」と一蹴
橋下氏は任期が満了する12月18日には退任会見を予定しているが、定例会見としては12月8日が最後だ。その会見で、今後も出てくるであろう政界復帰への「待望論」について「みなさんが勝手に言っているだけ」と一蹴。弁護士として「個人の利益を守る仕事に集中したい」と話した。
このほど更新された橋下氏が代表を務める弁護士事務所のウェブサイトで、その一端が明かされている。トップページには「ただいまサイトリニューアル中です」の文字が目立つが、「事務所案内」のページはすでに新しくなっている。その中の「理念」の欄には政界での経験を弁護士として生かすことが強調されている。