車椅子に乗った66歳の無職の障害者が、ショッピングモール2階にある宝飾店で強盗を働こうとして、警察に現行犯逮捕された。手には刃渡り17センチの文化包丁を持っていた。
犯行に及んだ動機については明かされていない。ただ、宝石は奪っても逃走は難しく、すぐ捕まってしまう可能性が強い。ネットでは「切ない事件です(泣)」「悲しい話だね」などといった声が広がっている。
「捕まるのが目的なのかな?」の推測も
愛知県警察本部によれば、事件が起こったのは2015年12月7日午後5時すぎ。名古屋市東区のショッピングモール「イオンモールナゴヤドーム前」の2階にある宝飾店に、近隣に住む無職の66歳男が、責任者の女性(40)に刃渡り17センチの文化包丁を突きつけ「宝石を出せ」などと脅した。男は足が悪く、車いすに乗っていた。警備員が注意すると男は店外に出た。店は警察に通報し、警察官が強盗未遂の疑いで男を現行犯逮捕した。県警は犯行動機については発表していない、としながら、
「犯人が車椅子に乗り強盗を働こうとしたのは極めて珍しい事件。仮に宝飾品を奪えたとしても、車椅子に乗ったままで逃げ切れるとは考えられない」
とコメントした。
ネット上ではこのニュースに関して、「捕まるのが目的なのかな?」「悲しい話だね」などと切なさを訴える声が広がっている。