「今日はちゃんとしないと、たかみなさん、卒業をやめないといけなくなる」
このスピーチを聞いて高橋さんが漏らした感想が「人はどんどん成長していく」。終演間際にも、
「私、感動したんだよ。よくしゃべれた。よく頑張った」
「未来のAKB48を横山由依に託せると確信した」
と横山さんにねぎらいの言葉をかけた。
この言葉に横山さんは
「今日はちゃんとしないと、たかみなさん、卒業をやめないといけなくなるかなと思ったから...。だから安心して卒業してください、3月ですけどね!」
と笑顔で応じていた。終演後の囲み取材では、スピーチの内容をまとめた経緯を「自分の思いを整理することがすごく大事」と明かした。
「この1年、沢山のところでスピーチさせていただく機会があり、なかなか思いを伝えるのは難しいことが分かった。あらかじめ自分の思いを整理することがすごく大事だと思って、この1年で考えた思いと(12月)6日に(行われた10周年記念イベントで『先輩たちは本当に素晴らしい』と)思ったことを織り交ぜて、この2日間でまとめた」
10周年記念公演を含めると、この10年で行われた公演回数は「バイトAKB」などの特別企画を除いて3871回、ステージに立ったメンバーは252人、観客数は106万3696人にのぼる。記念公演では現役メンバー119人に加えて中盤から大島優子さん(27)ら卒業メンバー7人が加わり、全25曲を2時間半にわたって披露した。