「在日米軍に死を! 在日米軍は出て行け!」
容疑者の男は、在日米軍に対しては、かなり前から敵意をむき出しにしている。
2009年8月31日のブログでは、「先ずすべきことは在日米軍への良心的テロである」として、「全ての思いやり予算を廃止して在日米軍に死を! 在日米軍は出て行け!」と呼びかけていた。
基地移設に反対している社民党にシンパシーを寄せており、10年6月10日のブログでは、当時社民党の党首だった福島瑞穂参院議員のイベントにインリンさんとともに参加したとして、スリーショットの画像も投稿していた。男はそのとき、「僕は、悪いアメリカ人たちへの最高のテロリストです」という意味の英文ロゴが入ったTシャツも着ていた。
インリンさんも、在日米軍への嫌悪感を自らのブログなどで何度もつづっており、男と考え方が一致する部分も多かったようだ。2人で「ジョイトイ」というユニットを組んでおり、男は、インリンさんの相方としてロシア語らしき別名を名乗っていた。
ブログでは一時、米軍機への照射をほのめかすような投稿もしていた。最近では、フェイスブックで9月20日、こんなことを書き込んでいる。
「もう、『平和』なんて写真載せてる場合じゃなくなった(`_´) 打倒!!軍国主義(`_´) 打倒!!拝金主義(`_´) 打倒!!日米同盟(`_´) そして平和の基本は日中友好 そして平和の基本は日露友好」
男の自宅では現在も、赤旗の旧ソ連国旗が掲げられ、自家用車や表札にロシア語らしきものが書かれている。芸能プロのホームページでも、インリンさんとレーニンとの合成写真があるなど政治色が強くなっており、最近は公私ともに自らの主張を具体化させていたようだ。