民主に肉薄する「大阪系」の全国支持率
読売新聞が12月4~6日に行った世論調査でも、毎日新聞と同様に「大阪系」が圧倒的に優勢だ。自民党の支持率は前回11月調査から4ポイント減の36%で、続く民主党は7%で横ばいだった。共産党と「おおさか維新」が4%と並んだが、共産党は前回比で1ポイント減らしたのに対して「おおさか維新」は2ポイント伸ばした。これに対して「東京系」の「維新」は0%で横ばい。「測定不能」に近い低支持率が続いているわけだ。
先述の毎日新聞の調査では、
「橋下徹大阪市長らが結成した、新しい政党『おおさか維新の会』に、期待しますか、期待しませんか」
という質問項目もあり、「期待する」という回答が40%にのぼった。それを上回る51%の人が「期待しない」と回答したが、全国的に「おおさか維新」に対してある程度の期待感があることは読み取れる。世論調査の結果を報じる12月7日の記事によると、「支持率は、近畿地区では自民党と並ぶ20%に達した」という。
橋下氏率いる地域政党「大阪維新の会」公認候補が圧勝した11月22日投開票の大阪府知事、大阪市長のダブル選の勢いを引き継いでいる可能性もありそうだ。