「半年間で10キロやせる」を掲げてダイエットに取り組む36歳男性、木村清志さん(仮名、以下キヨシさん)。開始から2か月半を過ぎて精神的にややスランプに陥ったが、苦戦していた朝の食事で好みにピッタリな栄養抜群の飲み物を見つけて自信を取り戻し始めた。
とは言え、仕事が多忙で疲れ気味のせいか、ダイエットに向ける情熱とエネルギーが少々陰りがち。打開策はないかと考えを巡らせた。
週末1時間20分のウォーキング、平日にも習慣化させたい
キヨシさん「やっぱり朝食は豆乳ですよ」
前回とは打って変わって、ニコニコしながら登場した。血糖値の急上昇を抑え、肥満予防にもなると管理栄養士から太鼓判を押された豆乳が、まさかの大好物だったとは、本人も驚きだったようだ。記者に向かって「どうせ大した朝ご飯を食べてないでしょう。これ、お勧めしますよ」とすっかり舌も滑らか。
ただ、日々の運動は成果が上がっていないようだ。師走に入り、仕事のスケジュールが目いっぱい詰まっているという。「朝、早起きしてウォーキング」という目標も、「今は気力がわきません」と弱気だ。確かに、無理して体調を崩したら元も子もない。ひとまず「早起き作戦」は延期にすることとした。
それでも週末は、少しでも体を動かそうと努力している。息子の塾への送迎は、往復40分の道のりを歩く。しかも送り届けた後はいったん帰宅し、授業が終わるころに迎えに行くので2往復、合計1時間20分のウォーキングになる。以前は車で行き来していたのだから、大きな進歩だ。
欲を言えば、平日にも運動を習慣化させたい。1日だけ激しい運動をするよりも、毎日こまごまと体を動かして継続的にエネルギーを消費したいところだ。以前、積極的に家事を手伝うという目標を立てたのだが、
キヨシさん「妻からは『土日に掃除するって言ってたのに、どうなったのよ』と怒られちゃってます」
と、頭をかく。