京都府長岡京市の男(41)が、自分の妻の遺体を他人の家の敷地に埋めたと供述し、京都府警は死体遺棄の疑いで男を逮捕した。
男は工務店経営の大工で、民家を建築中に遺体を車で運び入れ埋めたという。新築の家に住んでいた家族は死体が埋まっている事を2年ほど知らずに暮らしていた。ネット上ではこの家族が住み続けることは難しく、気の毒すぎるなど心配する声が出ている。
建築を請け負った大工が妻の死体を運び込んだ
今回の事件のあらましはこうだ。妻が行方不明になったとして容疑者が2013年秋に警察に捜索願を出した。15年に入り府警は公開手配の手続きを打診した。しかし、なぜか男が断ったため不審に思い事情聴取した結果、遺体の遺棄を認めたという。自分が殺害したことも仄めかしていて、府警は15年12月7日に男を逮捕した。
死体を遺棄したのは、大工として新築工事を請け負っていた民家の敷地内。13年9月初旬に車で遺体を運び込み、「コンクリートの下に埋めた」のだという。府警は15年12月7日朝からこの死体が埋まっていると思われるガレージ付近を、掘削機を使って掘り起し始めた。J-CASTニュースが府警に話を聞くと7日の午後3時の時点で遺体は見つかっていないという。
災難なのはこの住宅に2年ほど何も知らずに暮らしていた家族だ。「家族はこれからどうするんだ?」などと心配の声があがり、
「何千万もの費用をかけて事故物件とか。 もうこの一家、この家にはとても住めないよね」
「家の人がかわいそすぎ。家を壊さんならんし土地も売れんだろうし」
「気の毒すぎるだろ。こういうのってなんの金も貰えないんだろ?」
などといった書き込みが掲示板に出た。