2008年のチケットにはAKB48解散時の扱いまで書かれていた
高橋さんはイベント冒頭のあいさつで、
「私たちの未来を信じ、チケットを捨てずにいてくれた皆さん、本当にスゴイ!」
と古参ファンの熱心さをたたえた。当時、それくらいAKBは「先が見えない」状態だったからだ。当時の特典チケットに書かれていた文面も、
「10周年記念祭の入場チケットへの引換に関する詳細発表は2015年秋、web等一部のメディアで行う予定です。発表まで大切に保管ください。尚、皆様への直接のご連絡はできませんので、情報感度を上げてお待ちください」
「万が一、10周年を迎えることなく、AKB48の解散が決まってしまった場合、10周年祭は開催されません。解散決定時点で皆様にはメモリアルグッズを送らせていただきますが、そうならないよう、引き続きの応援をよろしくお願いいたします」
とかなり弱気なものだった。それだけに開催を危ぶむ声も多かった。
だが、09年10月発売の「RIVER」でAKB48はオリコン週間ランキングで初めて1位を獲得し、本格的にブレイク。シングル曲は「桜の木になろう」(11年発売)以来22作連続でミリオンセラーが続き、10周年を迎えている。劇場開設10周年にあたる12月8日には、東京・秋葉原のAKB48劇場で特別記念公演が予定されている。